2024年上半期の米の値上がり状況については以前に記事にしておりますので、ご興味がある方ご覧ください。

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2024年下半期、新米が出ても米が値上がりする理由

2024年上半期から米の値上がりが始まり、その後、スーパー等に米が無くなる事態が起きていました。

2024年9月に新米が出れば、スーパーにはいつも通り米が出回り、価格も落ち着くだろうという噂がありましたが、結果としては、米は出回っているものの、価格は2024年上半期よりも、さらに値上がりしてしまっています。

この原因としては、農協の中抜きが酷いなどという噂もありますが、それも理由としてはあると思います。

しかし、おそらくそれだけではなく、色々な要因が複合的に重なった結果であり、数年前からこうなることは指摘されておりました。

この米の値上がりの原因について、私の見解は以下のとおりです。

• 米農家の農協への米の価格は大きく増えていないという事実から（知り合いの米農家の話では、福島では10㎏3,000円程度で卸しているとのこと）、スーパーの価格が5,000～6,000円となっていることから、農協などの中抜きが酷いのは事実。
• 実際、減反政策で米の消費量が減ると見込んで、米の生産量を減らしてきたが、これが一番の大きなミスで、米の消費量はインバウンドなどで想定よりも減っておらず、それに不作などが重なれば、すぐに米不足が起きるほど、米の生産量が少ないのは事実。
• 農協を介して米を買うのは、価格面や米を回してもらえない危険があるため、直接米農家から米を買う卸問屋が増えており、農協に入ってくる米が減っていることで、米の価格が上がっている可能性がある。
• 直接農家から米を買う卸問屋も、適正な価格でスーパーに卸せば良いものの、農協の卸価格が上がれば、同様に価格を上げるため、購入者は安い米を買えなくなっている。
• 結果として、農協に限らず、中間卸問屋の中抜きが酷いというのが原因

私たちが出来ることは、農家から直接米を買うことが重要です。

農家を守りたいということで、農家から米などを仕入れて売っている卸問屋から購入するのは避けるできです。

そういう卸問屋が一番、問題であり、このパニックに応じて、一番儲けている可能性があります。

各スーパーの価格状況について（2024年9月）

マルコストア、ザ・ビッグ、ビッグハウス、卸売スーパーを回って、その最安値をお知らせいたします。

マルコーストア篠路店

マルコストアは、匠美ブランドがあり、比較的お安く安定的にお米を購入することが出来ましたが、新米はかなりお高めの価格設定でした。

だいたい5キロで3380円がマルコストアでの最安値でした。

ビッグハウス太平店

普段からお米の価格は高めに設定されているビッグハウスは、意外と少し安めに設定されていました。

ななつぼしで5キロ2880円でした。

ザ・ビッグ

ザ・ビッグは単一米はそこまで安くならないイメージですが、新米のななつぼし5キロで3180円でした。

卸売スーパー

卸売スーパーとドン・キホーテは、普段から米が安いお店となります。

そのため、新米が出ても、おそらく市内で一番安い価格で提供されていました。

ななつぼし5キロだと2530円でした。

10キロでふっくりんこ、ななつぼし、おぼろ月を買えば、4980円ですので、5キロ2490円で購入可能です。

ゆめぴりかで10キロ5280円でしたね。

まとめ

2024年下半期の米の値上がりの原因は、農協を含め、中間卸問屋が増えたことにより、市場の米の量が減ったことで、価格が吊り上がっていると推測しています。

結果として、中間卸問屋の利益だけが上がっており、国民は厳しい状況が強いられています。

また、各スーパーの米の価格状況については、もともとお米を安く販売していたスーパーが新米が入っても安めの設定で販売してくれている傾向があります。

それは、そういう安く仕入れることが出来るルートがあるからであり、8月末の米がなくなったときは、安いルート以外での入手ルートがないことから、店頭にもお米が並ばなくなってしまっていたのだと思います。

10月からは安いルートでまた米が入って来るはずですので、当面は米を買うときは、今まで安く米を販売してくれていたお店で購入を行うことがおすすめです。

卸売スーパーと、おそらくドン・キホーテも安く販売するのではないかと思いますので、チェックしてみてください。