Last Updated on 3月 24, 2025 by cometeJP_gk

- お米の栄養は、9割が米ぬかにあるとされています。
- 米ぬかの持つ栄養素は、あらゆる病気の予防や改善に有効です。
- 日本の農薬使用量は世界的にみても多い状況であり、米ぬかに農薬が濃縮されてしまう傾向があります。
- 健康のために、米ぬかを食べることは重要ですが、必ず無農薬の米ぬかを取ることをおすすめします。
- そんな健康により無農薬米ぬかを1か月摂取し続けて、体に起きた変化についてご紹介したいと思います。
目次
無農薬米ぬかの栄養価や効能について

食物繊維が豊富
米ぬかに含まれる豊富な食物繊維は、腸のぜん動運動を活発にし、善玉菌の働きをサポートするなど高い整腸効果を持っております。
それにより、便秘・下痢の予防となり、さらに脂質・糖・ナトリウムなどの老廃物を排出する効果があります。
米ぬかにはそんな食物繊維が精白米の40倍以上含まれています。
ビタミンB群
玄米の胚芽に多く含まれているビタミンB群は新陳代謝だけでなく、ダイエットや美肌に高い効果があります。
米ぬかに含まれるビタミンB群で特に多いのはビタミンB1とビタミンB6で、ビタミンB1は精白米の約12倍も含まれています。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに代謝する機能、B6はたんぱく質や脂質を代謝する機能を持っており、疲労回復や皮膚炎・口内炎などの予防をしてくれます。
フィチン酸
米ぬかにはビタミンB群の仲間の成分の一つ、フィチン酸が含まれています。
フィチン酸の抗酸化作用は、がんや生活習慣病の原因である活性酸素の働きを抑えることができ、病気の予防に大きく役立つと言われております。
フェルラ酸
フェルラ酸もフィチン酸同様、強力な抗酸化作用を持っており、大腸がんへの予防効果が期待されています。
このほかに、フェルラ酸には紫外線吸収作用があり、紫外線から皮膚を保護してくれるため、天然由来成分で美肌効果があることからフェルラ酸は「お米のポリフェノール」と名付けられているようです。
製薬会社の研究によりアルツハイマー型の原因となる物質の蓄積を防ぐ効果があることも分かっています。
γ-オリザノール
γ-オリザノールは米ぬかに含まれるポリフェノールの1種で、コレステロールを低下させる効能を持っています。
悪玉コレステロールを減らすことで動脈硬化などの予防ができるだけでなく、自律神経失調症や更年期障害、潰瘍、高脂血症などにも効果的とされており、治療薬として実際に採用されています。
イノシトール
母乳にも豊富に含まれていて、体に必要不可欠なビタミンB様物質です。
体に摂り入れると中性脂肪の燃焼を促進するため、中性脂肪が作られにくくなるだけでなく、脂肪肝や動脈硬化などといった生活習慣病を防ぐ効果もあると言われています。
肌を潤す保湿効果に優れ、肌の細胞が新しく生まれ変わるターンオーバーを調節して、美しく保つ機能も持っています。
その他
それ以外にもビタミンEやマグネシウムが豊富に含まれているため、血管や骨の形成などにもとても大事な栄養素が含まれており、米ぬかは納豆に続くスーパーフードです。
米ぬかを食べるための下処理

米ぬかを購入した際の多くは、精米した際に出た米ぬかをそのままもらう形になります。
そのため、雑菌等が含まれている可能性があったりすることから、一度しっかり炒る必要があります。
フライパンで、少し色が変わる程度に炒って、ジップロックなどに入れて、冷蔵庫で保管しておくのが良いでしょう。
米ぬかの一日の摂取量の目安
米ぬかは毎食大さじ一杯だけ食べれば、玄米一膳を食べたときと同様の栄養素がとれるとのことです。
米ぬかはたくさん摂りすぎても、効果がすぐに出るわけではありませんので、毎日朝と夜に大さじ1杯程度の量を摂取することをおすすめします。
今回の無農薬米ぬかを1ヶ月ほど摂取した際の体への変化も、一日大さじ2杯分ほどの摂取を続けた結果になります。
1ヶ月以上米ぬかを食べ続けて起きた身体の変化
前回、2週間米ぬかを食べ続けて感じた体の変化は肌の保湿でした。
その時の紹介記事は以下のとおりです。
前回米ぬかを食べていたときは、冬の期間であり、年齢的なこともあり、手がカサカサしてきておりましたが、米ぬかを食べるようになってから、開けられなくなっていたスーパーのレジ袋が簡単に開けられるようになったことをご紹介しました。
今回はその保湿力アップに加えて、明らかに変わったことは、肌質の変化と便通が良くなったことです。
肌質の変化
秋から冬にかけて北海道は、空気の乾燥が著しいです。
そんな時期でも、米ぬかを取り続けていることで、例年と違い、顔の肌にツヤとコシがでてきているのを実感できています。
特に妻は肌の質感がアップしただけではなく、美白効果も表れています。
また、アトピー性皮膚炎の肌質だった妻は、乾燥する時期になると、口の周りや耳の後ろの皮膚が剥けやすくなるのですが、米ぬかを摂ることで、それがなくなっています。
明らかな変化を感じることが出来ています。
便通の改善
私は米ぬかをしっかりと摂っていることから、以前にも増して便通が良くなっています。
その証拠に、朝目覚めると、すぐに便が出るようになっています。
以前から便通は良い方ですが、必ず朝起きてすぐに便胃が来るということはありませんでしたが、米ぬかを摂るようになってから、ほぼ毎日朝起きてすぐに便が出ます。
これは、米ぬかに含まれる豊富な食物繊維効果なのかもしれません。
米ぬかは取りすぎると良くないこともあるようですが、普通に摂る分には決して悪いことはありません。
米ぬかの栄養素の可能性は無限大です。
1日でも早く無農薬の米ぬかを取り入れる生活を始めることをおすすめします。
(参考)米ぬかのおすすめの食べ方について
保管方法

まず、我が家の米ぬかの保管方法をご紹介します。
炒った米ぬかは、ジップロックに入れて冷蔵庫に保管しておりますが、普段使うために毎回ジップロックから取り出すのは不便です。
そのため、普段使いし易いように写真のような小瓶に入れて食卓に置くようにしています。
おすすめの食べ方
米にかける

写真では、行者にんにくの醤油漬けと一緒になってしまっていますが、米にかけて食べてもそこまで邪魔になるような味ではないため、普通に白米と一緒にいつも通り食べることは可能です。
多少は玄米を食べている味になりますので、毎回は飽きてしまうかもしれませんが、非加熱天日塩を振って、玄米かけご飯も悪くありません。
昔の人が食べていた玄米食を楽しむことが出来ます。
納豆に混ぜる

スーパーフードの納豆にスーパーフードの米ぬかをかけることで栄養価はすごいことになります。
味も米ぬかには、そこまで味がないため、納豆の匂いを邪魔することはないと思います。
しかし、かけすぎると水分が米ぬかに吸われて、美味しく納豆が食べられなくなりますので、適度な量をかけることをおすすめします。
ヨーグルトに混ぜる
我が家では最も人気なのが、ヨーグルトに混ぜて食べる方法です。
これは全く味の変化がなく、ヨーグルトも美味しく食べれることから、妻も抵抗なく食べています。
一番おすすめです。
水など飲み物に混ぜて飲む
米ぬかにはそこまで味がないため、水に混ぜて飲むことも可能です。
私は朝は水に混ぜて飲むのと、朝の筋トレ後の豆乳にも混ぜて飲んでいます。
米ぬかは粉状といえど、少し固形が大きい為、噛んで飲んだほうがいいです。
ごくごく飲むよりも、噛んで飲んだほうが体に吸収されやすいと言われていますので、一石二鳥かと思います。
ぜひ参考にしてみてください。


