Last Updated on 11月 9, 2025 by cometeJP_gk

- 40代ほどになると、少しグレードの高い車を購入したいと感じるものです。
- しかし、新車を買うのは高いので、新古車や年数が新しく、走行距離があまり走っていない車を探す人が多いのはないでしょうか。
- 年数が現時点より5年以内、走行距離が3万キロ以内の車を探すとなると、カーセンサーで検索してもディーラーをはじめ、ガリバー、ネクステージ、カーセブン、アップルなど大手の中古販売店ばかりがヒットすることになります。
- ここで気を付けなければいけないことは、これらの大手の中古販売店の多くはオイル交換などの簡単な整備は出来ますが、板金などの専門的な整備は自社工場を持っていないので出来ないことです。
- そのため、このような大手の中古販売店は中古車を売る専門にすぎず、購入時に下塗り塗装のサービスや、購入後の何かしらの整備を頼むと高額になる危険があります。
- 今回は、その一例として、札幌市内のアップルに中古車の購入時のサービスを相談した際の対応についてご紹介します。
目次
中古車販売店アップルについて

概要
中古車販売店「アップル」は、日本最大級の中古車買取・販売チェーンであり、全国に約260店舗を展開する老舗ブランドです。
1989年創業、1993年設立以来、車買取専門店のパイオニアとして知られています。
基礎情報
- 会社名:アップルオートネットワーク株式会社
- 設立:1993年11月(創業は1989年)
- 本社所在地:東京本社(東京都中央区日本橋)、三重本社(四日市市)
- 資本金:3億4,795万円
- 事業内容:中古車の買取・販売、フランチャイズチェーン「アップル」の運営
- 店舗数:265店舗(2025年11月現在)
- 加盟法人:114社(2025年9月現在)
中古車購入相談におけるアップルの対応について
希望購入車について
私は、カーセンサーにて「排気量1,000㏄以上」、「年式2020年以上」(2025年現在)、「走行距離3万㎞以下」、「駆動方式4WD」、「価格160万円以下」として、新しい車を幅広で探していました。
その結果、「ヤリス(新型ヴィッツ)」、「新型FIT」、「新型デミオ」、「アクア」などがヒットしやすく、年齢的にも好ましいグレードかなと思い、メインで探すようになっていました。
そのなかで、中古販売店のアップルにて、2020年式の走行距離4千km、総額150万円(諸経費12万円)の新型FIT(1300㏄)が出てきたため、問い合わせをしてみた結果が以下のとおりです。
問い合わせ内容
中古販売店のアップルで見つかった2020年式の走行距離4千km、総額150万円の新型FITに対して、以下の内容を問い合わせしてみました。
これらの問い合わせ内容は、今まで7台ほど中古車を購入してきた私が中古車を買う際に必ず問い合わせしている内容になります。
アップルの新型FITは、諸経費12万円であったため、車検にかかる税金約4.5万円を差し引いても、約8万円はアップル側の手数料等のとして利益を積んでいることになります。
そのため、かなり高額な手数料を支払うことになりますので、こちらとしてはある程度のサービスを求めて良いことになります。
問い合わせ内容
- 夏と冬タイヤは付いているのか。
- 下塗り塗装はサービスとしてやってくれるのか。
- 夏冬のワイパーは付いているのか。
アップルからの回答
私が問い合わせた内容は、中古車を購入する側としては、至って普通の当たり前の問い合わせかと思います。
しかし、アップルからの回答は以下のとおりでした。
| 問い合わせ内容 | 回答 |
| ①夏と冬タイヤは付いているのか。 | 現在装着のタイヤは2020年生のものになります。オプションで新品タイヤとアルミをお付けする場合の価格は以下のとおり。 ・国産:121,000円~ ・外国産:88,000円~ ・中古積み込みの場合:55,000円 |
| ②下塗り塗装はサービスとしてやってくれるのか。 | 下回り防錆塗装は別料金となります。価格は以下のとおり。 ・水性:22,000円 ・油性:59,800円 |
| ③夏冬のワイパーは付いているのか。 | 別料金となります。 |
| - | 保証は半年、12か月、24か月、36か月のいずれかの期間を選択可能で 料金は以下の通りです。 ・6か月 :57,090円 ・12か月:62,810円 ・24か月:72,460円 ・36か月:83,270円 |
アップルからの回答まとめ
回答の結果として、諸経費でかなりの利益を取っているのにもかかわらず、数千円のワイパーでさえ別料金としてお客さんから取ろうとする結果でした。
また、タイヤ価格や下塗り塗装の価格も異常に高い金額でした。
私は今まで7台ほど中古車を購入してきましたが、この3つのサービスは大体の中古車屋では、サービスとしてコミコミでやってくれています。
いつも購入してきた中古車は50万円以下の中古車でしたが、150万円も出す中古車でこれらのサービスさえもできないとは、信用問題に関わりますので、絶対に買うべきではありません。
今後、不具合が出て整備などを頼む際も高額な請求をされることは間違いなく、これから10年近く乗ることを考えると、こういうサービスの悪い大手の中古販売店を利用するのはかなり危険だと思います。
結局、私はアップルとの交渉はすぐに切って、違う中古車販売店で2022年式の走行距離1万㎞のアクアを135万円で購入することにしました。
今回購入した中古車販売店でのサービス内容について
アップルに問い合わせをしていた同時期に、2022年式の走行距離1万㎞のアクアを市内の中小規模の中古車販売店で見つけて、同様の問い合わせをしたところ、以下のとおりでした。
- 夏冬タイヤについて:夏タイヤは付いていないが、アルミホイールで中古なら3~5万円で用意することが可能。
- 下塗り塗装について:油性でも無料でサービス可。
- バッテリー:無料で交換可。
この中古販売店は、板金などを自社で出来る会社であり、今回のアクアについては諸経費を10万円見込んだ価格で販売されていました。
アクアの車検代でかかる税金は、約3.5万円程度なので、6~7万円代の利益を見ていたことになります。
アップルでは油性の下塗り塗装が6.8万円もかかることに対して、こちらの中古販売店では無料でサービスとしてやってくれるとのことで、えらい違いかと思います。
やはり中古車を買う場合は、自社で板金や塗装、修理が出来る中古販売店のほうが安心だと強く感じました。
アップルの場合は、自社で出来ないことは外注するしかないため、その外注費用にも自社の利益をかなり乗せてくるため、結果的に高額な請求になるのだと思います。
グレードの高い新古車を買う場合は、大手の中古販売店で買う機会が増えてしまいますが、こういった別料金についてはかなり注意が必要ですので、ご参考にしてみてください。

