Last Updated on 7月 12, 2025 by cometeJP_gk

- 石狩市の中心から厚田方面へ続く国道231号線を車で走ると、右手に「元祖いしかり丼」という無数の旗が立っているお店を見た覚えはないでしょうか。
- 毎回、怪しいお店だと思って通り過ぎていましたが、実はこの店、名店だったのです。
- とみきでは、グランプリ受賞歴がある元祖いしかり丼や十割そばを食べることができ、価格は安いのにボリュームがしっかりあり、さらに地元の素材を使い、味が美味しいということで地元だけでなく、札幌からのお客さんも多い人気店です。
- 今回は、そんな石狩市にある地産地消「とみき」についてご紹介します。
目次
石狩市にある元祖いしかり丼が有名な地産地消「とみき」について

「地産地消とみき」の概要
地産地消とみきさんは、地産地消という店名のとおり、石狩市産の食材をメインに使用しているお店になります。
石狩市には、いしかり地産地消の店認証制度というものがあり、「いしかり産農水産物」を使用した料理を積極的に提供する市内の飲食店等、「いしかり産農水産物」を利用した加工品の製造、販売に取り組む食品加工事業者、及び「いしかり産農水産物」を積極的に販売する小売店を「いしかり地産地消の店」として認証しています。
現在(令和6年度)、いしかり地産地消の店認証店舗は38店舗あるようでして、もちろん「地産地消とみき」さんも、その認証を受けているお店になります。
とみきさんでは、石狩産米の酢飯に鮭、ホタテ、カニほぐし身、いくら醤油漬をトッピングした「いしかり丼」が看板メニューとなっており、石狩市合併記念・名物丼コンテストで大賞を受賞したおすすめメニューとなっています。
また、海鮮だけでなく、北海道産石臼挽きそば粉の手打ち十割蕎麦もオススメの一品となっており、取り扱っているメニューは、たまらなく魅力的なラインナップとなっています。
営業時間
- 土・日・祝日:9時~15時
- 月・火・水・木・金:定休日
※営業期間は4月中旬から11月末まで
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
※冬期間休業
住所
石狩市八幡4丁目4
電話番号
0133-666-3581
店内の様子

店内は結構広く、食堂のような内観でした。
ホームページでは2階もあることとなっておりましたが、どこに階段があったか分かりませんでした。
私達は11時半頃に着きましたが、すでに席は満席でして、私の次に来た人からは並んで待たなければいけない状況となっていました。
やはり、素材が良く、値段の割にボリュームがあるという口コミが多いことから、客足を絶やさないんだなと感じました。

水などはセルフサービスでしたが、冷たい水だけでなく、麦茶がポットで用意されていたり、玄米茶や緑茶などがティーバッグで飲むことができ、品揃えが豊富でありがたい気持ちになりました。
メニュー
2024年時点
蕎麦メニュー

とみきさんは、海鮮丼がメインのように感じを受けますが、実は十割そばへのこだわりもしっかりしており、蕎麦つゆには、黒粉という、今ではほとんど生産されなくなった逸品の削り節を使っているようです。

ばのメニューは種類が少なく、個人的にはとてもシンプルで好きでした。
そして、十割そばなのにこの安さにも驚きました。
海鮮丼メニュー

やはり海鮮丼のメニューが多く、メニュー表を見ているだけでそそられるものばかりです。
名物の元祖いしかり丼はまあまあのお値段がしますが、結構ボリュームがあるということなので、食べる価値はあるのかなと思います。

カニいくら丼や、カジカカニいくら丼は少しお手頃なお値段で、こちらもそそられるメニューです。
カジカの卵を活用しているというのはとても素晴らしいなと思います。
イクラだから美味しく価値があるというわけでなく、魚の卵にはそれぞれ特徴があり、どれも美味しいものです。
カジカの卵をカジカ丼は、とても私は魅力的だと感じました。

そばとのセットがやはり一番魅力的なのですが、ミニ丼が鮭丼となっており、生の海鮮となっている組み合わせがなく、とても迷うところでした。
(追記)2025年6月時点
蕎麦メニュー

かけそばとざるそばは、価格は変わらず600円で提供されています。

おそらく2024年にはなかった冷やし肉そば1050円の新メニューが出ており、蕎麦の量は2人前なのに1050円はかなり安い価格設定で驚きました。
海鮮丼メニュー



海鮮丼は、平均して50円ほど値上げしている感じでした。
この米の値上がりを考えても、50円だけの値上げで海鮮丼を提供してくれるのは大変ありがたいところです。
10時30分までに入店で300円引きは2025年も引き続き行っていました。
ラーメンメニュー

2024年は9月に来店したためメニューにはありませんでしたが、夏期間はラーメンの提供も行っているようです。
常連のお客さんは注文していましたので、おそらく海鮮の出汁が効いており、美味しいのだと思います。
地産地消「とみき」のお味について
カジカカニいくら丼

妻は迷うに迷って、カジカカニいくら丼にしました。
私もこれが一番お得で、とみきさんの海鮮の美味しさをよく感じられるのではないかと思いました。
は220グラムだそうで、結構ボリュームがありました。
一番驚いたのは、カニ汁がかなり濃厚であることです。
カジカの卵も絶品で、蟹の甲羅の裏もびっちりカジカの卵が敷かれており、1200円にしてはとてもサービスの良いメニューだと思いました。
丼物はきちんと酢飯となっており、味のバランスも抜群に良かったようです。
十割そばのもりそば大盛り

私は、やはり十割そばに惹かれて、もりそばの大盛りにしました。
もりそばですが、きちんと海苔がついてきて、天かすもついてきました。
なんというサービスの良さなのでしょうか。
そして、口コミではボリュームがあるという評価でしたが、いかがでしょうか。

はじめは、ボリュームは、まあまああるくらいかなと思いましたが、食べてみると、器が意外と深くなっており、しっかりとボリュームがあることを体感しました。
とてもお腹が空いてましたが、十分にお腹を満たせましたので、口コミどおり、量はあったと思います。
蕎麦自体のお味というと、あっさりとした香りがある蕎麦でした。
またこの蕎麦が、こだわりのある蕎麦つゆと、とても相性が良く、十割そばが大盛り800円で食べれるという破格の値段からも、コストパフォーマンスは今まで食べた蕎麦のなかでトップクラスかと思います。
蕎麦つゆは、少し甘めのつゆでしたが、蕎麦湯を入れて飲んでも抜群の美味しさでした。
(追記)冷やし肉盛り蕎麦(2025年)

2025年6月に来店した際、新メニューの冷やし肉盛り蕎麦を夫婦それぞれで注文してみました。
目の前に届いた冷やし肉盛り蕎麦は、全然メニューの写真と違い、すごい量の豚肉と天婦羅が乗っていたのでびっくりしました。
天婦羅は、ピーマン、サツマイモ、かぼちゃ、ちくわ、とり天2つとたくさんの種類が乗っており、すごいボリューム感でした。

天婦羅をよけると、2人前の蕎麦がぎっちり入っており、お腹が空いていたため、かなり興奮しました。
食べてみると、豚肉も天婦羅もとても美味しく、テンションが上がりながら食べ勧めていましたが、途中からお腹がきつくなってきて、最後はフードファイターのような気持になりながら食べました。
しかし、お腹がきつくなってからも、豚肉やとり天を一口食べると「うまいな」と感じてしまい、自然と口に吸い込まれていく感じでした、
それぞれが素材を活かした味付けとなっており、とみきの腕の良さを強く感じられたひとときでした。

冷やし肉盛り蕎麦は、味変のサービスとしてラー油が付いてきます。
私は天婦羅と豚肉の油でお腹がいっぱいでしたので、ラー油を入れることで追い油となってしまい、さらにきつくなりましたが、妻は味変となって美味しかったと好評でした。
妻と私はなんとか量の多い冷やし肉盛り蕎麦を食べきりましたが、次回はどちらかが冷やし肉盛り蕎麦を注文し、もう一人は普通のかけそばにしようと決めており、そうすればもっと美味しく食べられるかなと思っています。
まとめ
海鮮丼も蕎麦も一級品に加えて、おばさまたちの接客はとても良い雰囲気で、悪いところがありませんでした。
札幌民は、通り道に立ち寄るというよりは、ランチを食べるためにとみきさんまで足を延ばすことをおすすめします。
それだけ、来る価値のあるお店かと思います。

食べ終わって、よく見ると、なんという思い切ったサービスが書かれた看板が出ていることを知りました。
10時半までに入店すると、あの海鮮丼たちが300円引きになるようです。
今回食べたカジカカニイクラ丼は、900円になってしまうということです。
これはもう破格のお値段かと思います。
ぜひ訪れてみてください。

