Last Updated on 7月 20, 2025 by cometeJP_gk

- 当別町では、循環型農場の一環で育てられた浅野農場のスマイルポークが隠れたブランド肉として有名です。
- 浅野農場のスマイルポークは、自前の餌で育てられているため、他の豚肉と違い、特有の臭みがなく、灰汁が出ないのが特長です。
- また、決して高い価格で販売されていないところも魅力的で、雑味のないスマイルポークは一度食べてみる価値のあるブランド肉かと思います。
- 今回は、当別町にある浅野農場のスマイルポーク直売所の様子と、スマイルポークの味についてご紹介します。

目次
浅野農場のスマイルポークについて
浅野農場とは
歴史
当別町の浅野農場は、昭和45年に先代社長である浅野政一と妻、夫婦2人で札幌市豊平区福住で豚を買い始めたのが始まりでした。
翌年、アメリカ農業研修で大規模な循環型農場に衝撃を受けたことで、当別に大規模養豚場を作ることを決意し、昭和48年に親豚50頭程度で肥育者を備えた一貫経営をスタートし、有限会社浅野農場を設立しています。
特長
浅野農場は、会社設立後は一貫して循環型農業を推進し、他の農場や養豚家が取組まない新しい取組みを進めています。
特に豚の餌にこだわりを持ち、小麦を発酵させないためのプロピオン酸の散布を行ったり、飼料用デントコーンの収穫のためのストック&乾燥の施設を自ら開発したり、月寒の日糧パンから廃棄するパンの耳を餌に入れる等々、本来あるべき循環型農業の実現にこだわり続けました。
餌の生産を自前でやることはかなりの作業量だったものの、豚肉の味を決定づけるのはやはり「えさ」であることから、どんなに手間がかかっても妥協せず、20年近くにわたって試行錯誤を繰り返し、手に入れたノウハウをもとに豚の飼育を行っています。
そのため、自前で作ったえさで育った浅野農場のブタ肉の味は「ほかの豚肉とは違う」と評価され、直接買い求めにくるお客さんが多いです。
スマイルポークの受賞歴など
- 平成23年:北海道枝肉共励会最優秀賞受賞
- 平成29年:農場HACCP認証取得
- 平成31年:JGAP認証取得
- 令和5年:氷温®食品「氷温®熟成豚肉」として認定、SPF認定を取り下げ、氷温®熟成豚肉として「スマイルポーク」をブランド化
- 令和7年:一流シェフやカリスマバイなーなど、食の最前線で活躍するトップランナーが集い、優れた道産食品を選出する「北のハイグレード食品2025」に、スマイルモモハムが選ばれる。
スマイルポークの味の違いについて
浅野農場の豚肉の味の違いは、ほかの豚肉と食べ比べて、「豚肉特有の臭みがないこと」や、「灰汁(アク)がほとんど出ないこと」が特長で、特に「脂身の美味しさ」については多くの専門家からも高く評価されています。
「スマイルポーク」が美味しい理由
当別産の香ばしい小麦を食べて育てている。
国内飼料原料へのこだわりから当別産小麦を使用しており、小麦を仕上げ段階に使用することで、脂身の白さが際立ち、甘味とコクを生みだしています。
アルカリイオン水を飲んで育てている。
人間の健康に良いものは豚の健康にも良いという発想から、全ての豚へアルカリイオン水を給水しています。
これが、豚肉から灰汁(アク)が出ない要因の一つなのかもしれません。
ふかふかの床と広々とした環境でのびのびと育てている。
当別町は言わずと知れた米どころで、その副産物である籾殻を肥育スペースに90cmも深く敷き詰めています。
それにより、豚たちは足元を気にせず駆け回ることが出来ています。
浅野農場のスマイルポーク直営店の店舗情報について
- 住所:石狩郡当別町対雁42-33
- TEL:0133-22-4129
- 営業時間:10時~17時
- 定休日:水曜日
浅野農場のスマイルポーク直営店の店内の様子

店内は、そこまで広くないものの、清潔感のあるオシャレな雰囲気がある空間でした。
訪れた日が、29日(肉の日)ということもあり、店内は昼過ぎ頃でもかなり混んでいました。
販売されている商品
太田ファームの平飼い卵

平飼いの卵が売られていました。
江別の太田ファームさんの卵です。
太田ファームの平飼い卵は、道内産の米ぬかやおからを特殊な機械「OFR」に入れて発酵させ、オーダーメードされたエサを与えていることから、濃厚な卵黄とマイルドな卵白がやみつきになる絶品卵として有名です。
卵かけご飯で食べるとその絶品さが分かるとのことです。
弁当


お弁当の販売もしています。
当別町では、食べ処がそこまで多くないため、スマイルポークの絶品お弁当を買ってドライブするのもありかと思います。
ステーキ弁当で860円なので、そこそこお手頃かと思います。
う米麺シリーズ

当別町が米どころということもあり、う米麺シリーズが置いており、かなり売れていました。
グルテンフリーのう米麺は、もちもちとした食感でとても美味しいです。
米は当別青山産が5㎏3,500円でした。
月・火曜日限定肉屋のラーメン

なんと、スマイルポーク直営店では、月・火曜のみラーメンの営業もやっているようです。
なかなか食べに行くのが難しいレアなラーメンですが、こだわりを持って豚を育てている浅野農場さんで出しているラーメンなので、おそらく美味しいはずです。
いつか食べに行ってみたいところです。
ソフトクリーム

ソフトクリームの販売も行っていました。
価格は380円と良心的でした。
お肉たち

最後の販売されているお肉のご紹介です。
さすがはお肉屋さんというところで、すごい種類のお肉と加工肉、中には餃子まで販売されておりました。
すべてがうまそうに見えました。

豚ジンギスカンや、生姜焼きなど、ただ焼くだけで食べれるように味付けされているお肉もたくさん売られていました。

豚のひき肉も、ブランド肉なのに100g98円程度でとてもお買い得です。

肉まんも売られており、これもまた美味しいんだろうなと思って大変興味がありました。

ひき肉や豚の切り落としが、100g99円で手もお手頃であるため、切り落としをとりあえず買ってみました。
スマイルポークの味について
今回、ゴーヤチャンプルーで豚肉を食べてみました。
ゴーヤチャンプルの味で豚肉の良さが消えてしまうかなと思いましたが、食べた瞬間にすぐ分かる雑味のない優しい味に気付きます。
口コミどおり、臭みがない、灰汁が出ないというのがこういうことかと、すぐ分かりました。
これが、スーパーで売っている豚と同程度の価格となると、間違いなくスマイルポークを買ったほうがお得だと感じてしまいます。
是非一度、雑味のない当別産のスマイルポークの味を堪能してみてください。
