Last Updated on 10月 26, 2025 by cometeJP_gk

- 季節の良さを感じることが出来る定山渓温泉街には、とても人気のある温泉まんじゅうを販売している老舗の大黒屋商店があります。
- 紅葉で綺麗な時期などは、中国からの観光客などでごった返している定山渓温泉街ですが、大黒屋商店の温泉まんじゅうは、日本人にとても大人気で朝の10時台には売り切れてしまうほどの有名店です。
- 今回は、定山渓温泉街に来たら絶対に食べるべき大黒屋商店の温泉まんじゅうの購入方法やその美味しさなどについてご紹介します。
目次
定山渓温泉街にある老舗の大黒屋商店について

概要
大黒屋商店は、創業1931年であり、すでに90年以上経営している老舗のまんじゅう屋さんになります。
現在は3代目に嫁いだ本間幸子さんが店主であり、4代目として息子さんが加わって親子で運営しています。
いつも訪れた際は、数名のおばさんが調理場にて饅頭の仕込みをしていますが、そのおばさんたちの関係性は不明であり、身内の集まりで作業を行っているかどうか情報はありません。
創業当初は、焼き菓子、ひょうたん飴、木彫りの民芸品なども販売していたようですが、1997年以降は温泉まんじゅう専門で運営しています。
ただ店内には、温泉まんじゅう以外に「焼もろこし」の陳列もされていました。
また、温泉まんじゅうは、創業以来変わらぬレシピで、生地と餡を包んだ後、冷凍庫で一晩寝かせてから翌朝蒸すことで、しっとり感を出しているのが特徴です。
なお、使用している素材は、沖縄産の黒糖を使用し、さらに添加物は一切不使用。
自然な薄茶色の生地が特徴で、その日の朝に蒸かしたもののみを販売し、「定山渓」の焼き印やフィルム包装はすべて手作業で行っております。
無添加であるがゆえ、賞味期限は3日となっており、午前中に完売することも多いことから、早めに来店することをおすすめします。
基礎情報
- 営業時間:8:30〜売り切れ次第終了
- 住所:札幌市南区定山渓温泉東4丁目319
- 定休日:水曜日
- 電話番号:011-598-2043
- 支払方法:現金のみ
- 予約可否:電話での予約が可能です。特に大量購入や確実に入手したい場合は、事前連絡がおすすめ。
※定山渓第一寶亭留翠山亭や悠久の宿白糸など、近隣の宿泊施設にも卸しています。
※第一寶亭留グループの宿泊施設(例:翠山亭など)では、チェックアウト時にまとめて精算する形で、大黒屋商店の温泉まんじゅうを事前予約することも可能です。予約は宿泊施設の公式サイトやフロントで対応。
店内の様子

店内は、想像していたより、広々としたスペースとなっています。
我々は紅葉シーズンの土曜日の10時すぎくらいに訪れましたが、店の前には数台の車が路駐されており、次から次とお客が入ってくる状況でした。
来店する多くのお客さんは温泉まんじゅうを予約している方ばかりで、カウンターの奥に積みあがっている箱はすべて予約客のものになります。
私たちが訪れたのは10時すぎでしたが、10時30分には完売したようで、閉店となっていました。
確実に買いたい場合は、事前に予約するか、10時前に来店することをおすすめします。

カウンターの横には、木彫りや写真が飾られたスペースがありますが、ほとんどの人は温泉まんじゅうを買ったらすぐ出て行ってしまうので、こちらのスペースでゆっくり写真を見ているお客さんはほとんどいません。

カウンターの奥は、調理場となっています。
すでに本日の温泉まんじゅうの製造を終えたおばさんたちが、ゆっくりと食事をしていました。
メニュー

温泉まんじゅうは、お土産用に色々なバリエーションの個数で包装された箱売りがメインとなっています。

箱売りだと、9個入り、10個入り、16個入り、24個入り、30個入りでの販売がありますが、注意しなければいけないのが、これらは箱代がかかるということです。
お土産用であれば仕方ありませんが、自宅用であれば、箱代が40円だとしても、わざわざ箱代を支払って購入する必要はないかと思います。

温泉まんじゅうはをご自宅用や、その場で食べたい方にはばら売りを行っており、1個90円で購入可能です。
ばら売りで大量に購入しても、全く安くなりませんので、必要な個数だけを買うことをおすすめします。

また、大黒屋商店では温泉まんじゅうがメインですが、一部で焼もろこしの販売もしておりました。
こちらも少し気になるところですが、多くの人は温泉まんじゅうだけを購入している感じでした。
大黒屋商店の温泉まんじゅうのお味について
原材料・成分

私たち夫婦は、2人で8個の温泉まんじゅうを購入しました。
大黒屋商店の温泉まんじゅうはすべて手作りで無添加というところがおすすめポイントになります。
温泉まんじゅうに入っている原材料は、「あずき餡、砂糖、小麦粉、黒糖、水あめ、重曹、食塩、醤油」となっており、ベーキングパウダーやカラメル色素を使わずに製造しているところが高評価なのです。
また、1個当たり95kcalと、高カロリーではないものの、食べ応えのある丁度良い重さのまんじゅうであるのもまた魅力の一つです。
お味について

作り立ての温泉まんじゅうは、湿気をまとっており、ほのかに温かかったです。
大きさは90円で少し小さめに感じましたが、重量感はまあまあありました。
味は、無添加というのがよく伝わってくる、癖がないシンプルなまんじゅうです。
餡の甘さも控えめですが、生地の黒糖の香りがバランスよく、ちょうど良い甘さを感じさせてくれます。
ぱくっと一口でいける大きさですが、あえて二口くらいかけて食べてみるのがおすすめですね。
2人で4個を購入後、数時間かけて食べましたが、甘さで胃がもたれる感じもなく、何個でも行けちゃうあっさりとしたまんじゅうでした。
これは定山渓温泉街に来たら、絶対に食べてみるべきかと思います。
ぜひ、予約などをして食べてみてください。


