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はるきちオーガニックファームの収穫体験と北海道主催の就農フェアについて

Last Updated on 3月 23, 2025 by cometeJP_gk

平凡サラリーマン
平凡サラリーマン
  • 今の時代、会社に仕えるサラリーマンではなく、日本の産業支える農業をやりたいと考えている人は増えてきていると感じています。
  • 農業は、日本の魂であり、力です。
  • しかし今農業は政府によって、かなり厳しい状況に陥っています。
  • 日本を救うためには農業を強くし、食料自給率を上げ、農業の本来の質を取り戻し、日本人の健康を守ることがいま日本が一番やるべきことかと思います。
  • 今回は農業を志すために役立つ、オーガニックァームの農業体験と、就農フェアの体験談をご紹介します。
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就農フェアで学んだ就農の流れについて

就農フェアの概要

今回、体験したのは道庁が主催の就農フェアになります。

ブースのほとんどが道内の自治体や、担い手育成センターという団体でした。

就農した農家さんの声を聞く機会はあまりないフェアでしたが、就農についてド素人の私にとってはとても勉強になるものでした。

学んだ情報と就農に関する感想について

まずは、なんでも相談コーナーで無農薬野菜の農業をやりたいことを伝え、色々と就農に関する基礎的なことを教えて頂きました。

就農に対して少し軽く考えていましたが、体験、研修と数年間の実地訓練のようなことを行い、数年修行をした上で就農する必要があるようです。

私は農家は後継者不足というイメージが強く、担い手を探している状況かと思っていましたが、そう簡単に受け継げるものではないということと、受け継ぐためには相当な費用がかかることを知ることが出来ました。

なおかつ、就農にも年齢制限があり、最高で45歳〜49歳とされており、それを過ぎると、国の補助を受けられないなど、本当に就農を応援しているのかと思ってしまうような仕組みとなっていました。

北海道では有機栽培を目指す就農者を積極的に受け入れている自治体は安平町くらいしかないらしく、安平町のブースでも話を聞きましたが、農協とうまくやれるような人ではないと色々と厳しい条件などを伝えられて、本当に受け入れる気があるのかどうか疑問に感じるところはありました。

そして、高齢化した農家さんの土地もまだ農家同士で取り合いの状況とのことで、就農者が希望の農地を割り当てられるかは定かではないということで、就農フェアは何のために開かれているのか少し疑問に思えました。

跡継ぎ不足で、就農者を求めているために就農フェアを行っており、農家の良さや就農を広く求める環境は出来上がっていることをPRされるかと思っていましたが、就農フェアでは、そこまで跡継ぎには困っておらず、本当に農業がやりたい人向けに、儲けられなくても、制度に従えるような人なら、農家になれますよという宣伝をする場であり、あれではなかなか就農したいと思える人はいないのではないかと思います。

今の仕事が嫌で、何かに縛られた仕事から自由な仕事に転職したく、農業という選択肢を考えている人が多いと思いますが、就農フェアで感じた、農家は農協の言いなりにならなければいけないという体制だと、今の組織に縛られた仕事とそこまで変わらない気がしました。

農家になっても、また大きな組織の歯車な仕事になりかねないなと少しがっかりしたところです。

就農フェアで感じたことまとめ

就農フェアを行った感想としては、端的に言うと就農への道は険しいという所感でした。

はるきちオーガニックファームでの収穫体験について

はるきちの落花生畑

続いて、はるきちオーガニックファームで体験した就農体験をご紹介します。

収穫体験とは

はるきちオーガニックファームさんのほうで、春、夏、秋と年に数回実施しているイベントで、今回参加させてもらったのは、秋の落花生収穫をメインとした収穫体験でした。

私は就農などをイメージして参加しましたが、よく考えればそういう人が参加するというイベントではなく、子供連れの方や、イベントを楽しむために夫婦などで参加するほうが一般的で私は1人で参加しており、だいぶ浮いておりました。

秋の収穫体験の対象作物

落花生

落花生の収穫

秋の収穫体験のメインは落花生です。

土に埋まっている落花生を抜いて、もぎ取る作業になります。

だいたい2〜3株をもぎ取らせていただきます。

落花生収穫後

私が抜いたのはあまり実がついておらず、少なめの収穫でした。

とうもろこし

次に今回の収穫体験用に残しておいてくれたというとうもろこしです。

トウキビ畑

とうもろこしは、電気柵で囲われており、カラス対策でとうもろこしの頭上にはテングスが張られておりました。

とうもろこしはかなり大きな実を残しておいたくれており、素晴らしい収穫でした。

だいたい3本ほど取らせていただけました。

むかご

その後は、あまり馴染みのなかったむかご。

長芋の畑

何度も名前が覚えられないほど、印象と名前が一致しない作物になります。

今回収穫させてもらったむかごは、長芋の子ということですが、長芋だけでなく、山芋類の地上の部分になる芽だそうです。

むかごの状態

きりがないというほど、むかごが実っておりました。

下にたくさん落ちており、この収穫が一番面白かったです。

ずっとこのような収穫をしていたいなと感じました。

おそらく、今回収穫体験に参加した人の中で一番私が収穫したと思います。

長ネギ

そして、長ネギの収穫もさせてもらいました。

長ネギ畑

長ネギを抜くというのはなかなか体験したことがなく、上の部分を見ても、どのネギが地茎が長いかよくわかりませんでした。

無農薬ということもあり、ネギは上の葉の部分もしっかり食べて欲しいというお話をお聞きできました。

また、長ネギは結構、葉が多いのですが、市場規格だと上の葉は3本?という決まりがあり、サイドの葉は削ぎ落としてしまうようです。

すごくもったいないですよね。

誰が決めたのかよくわかりませんが、買う側にも責任があると思います。

さつまいも

最後はさつまいもでした。

大根畑

この畑の横は大根を育てておりました。

このあたりは、最近までは木が生えているような土地だったようですが、時間をかけて開拓し、野菜を育てることが出来るような畑になったようです。

サツマイモ収穫

収穫体験は子どもが多く、全然農業長の指示に従わず、さつまいもも指定の数よりも抜いたりしてて、困ったものだなと思いました。

収穫結果

初めての収穫体験でしたが、結構たくさん収穫をさせてもらい、それ以上に貴重な経験をさせていただきました。

収穫物

はじめの案内どおり、体験費用相当の野菜ももらうことができたと思います。

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はるきちオーガニックファームのオーナーとのお話について

今回収穫体験に参加したメンバーでは、明らかに私だけが浮いていたため、収穫体験終了時にオーナーから気を使っていただき、「就農に興味があるんですか?」と話しかけて貰うことが出来ました。

唐突だったもので、うまく返しができませんでしたが、色々と就農の話や無農薬栽培の情報をお聞きできました。

とてもためになる話ばかりで、ありがたい限りでした。

最後の最後のサプライズで、収穫体験に参加した価値が十二分にある結果となりました。

教えていただいた内容を参考に記載しておきます。

新規就農で無農薬栽培を行う際のアドアイス

  • 新規就農なら北海道よりも冬も栽培可能な本州のほうがよい。
  • 収益を考えるなら、栽培品種を2〜3種に絞って栽培したほうがよい。
  • 堆肥は、昔はキノコ栽培の使わない株をもらっていたが、生産を縮小して手に入らなくなったため、今は使わなくなった野菜の切れ端をもらってコンポストで堆肥化したものを使っている。それでもリンなどが足りないため、有機肥料を購入して使用している。
  • 馬糞などの肥料が悪いわけではないが、匂いが出るものは害虫のもととなるため、あまり良くはない。
  • 土壌の状況は、数値化出来るが、あまりリンなどの理想的な比率などは気にすることはなく、ある程度入っていれば食物は育つ。
  • 土の力を育てる目安としては、一番栄養を使うとうもろこしを育てれるかどうかが目安で、ハジ)は大根やニンジンなど、そこまで土壌の栄養が無くても育つ野菜を育てて、その育ち具合から土壌の状況を把握するのが良い。
  • 販路は、有機農業協同協会があるがはるきちさんは直売所がメイン。はるきちさんは協同組合の理事もやっている。
  • はるきちさんで働いていた方がやっとで石狩の農場に就農することが出来た。
  • 北海道での就農はそこそこ人気で、札幌近郊だとかなりの激戦区となっている。
  • 浜益などは土地が余っている状況だが、やはり新規就農としては販路などの面で不利
  • 国の制度があまり弱く、新規就農にはそこそこのハードルがまだある。

収穫体験で頂いた野菜たちのご紹介

落花生と長ネギ

落花生と長ネギの和え物

生落花生は人生初の調理でした。

よく茹でる必要があるとのことでしたが、私は茹でるとせっかくの栄養が逃げてしまうため、割と好きではなく、よくよく調べると、少しの水分で蒸して火を通すという方が美味しいという情報を見つけて、今回は40〜100ml程度の水を入れて塩を振って、蒸し焼きにしました。

生落花生は、もはや手が止まることはなく食べ続けるほど美味しかったです。

写真の右の料理は、今回たくさん収穫させてもらった長ネギの青い部分です。

味噌和えにしました。

米ととても合うため、1週間、お米のお供となります。

むかご

むかご

そして、こちらは大量に収穫出来たむかごです。

上の写真はよく洗ったあとの写真で調理後ではありません。

しかし、調理後もだいたい同じ絵面になります。

むかごはこすり洗いである程度の皮を落とせばあとは、塩での素焼きか、むかごご飯として米と炊くかの2パターンが有名らしいです。

我が家では、こ数回に分けて塩かけて炒めるような感じで食べましたが、ホクホク、シャキシャキした食感で、こちはも初めて食べましたが、美味しかったです。

実はかなりの栄養があるらしく、秋の味覚としてハマりそうです。

とうきび

とうきび

あとはサツマイモと、とうきびです。

ホワイトショコラは、生でも食べれるので妻と1本ずつ生で食べたあと、1本は茹でてて食べました。

無農薬の野菜の収穫体験は、とても実りのある体験でした。

来年度は、春と秋に妻も連れて行きたいところです。

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