Last Updated on 3月 24, 2025 by cometeJP_gk

- 2023年に札幌では雪虫の大量発生が起きましたね。
- 市内でも地域によっては、その影響はまちまちでしたが、北海道神宮内は悲惨なものでした。
- 今回は、北海道神宮内の雪虫の大量発生状況と、その原因について紹介します。
目次
大量発生した雪虫について
雪虫とは、「アブラムシ」の仲間で、白い蝋状の物質を分泌してワタのように身にまとって飛んでいる虫を総称して雪虫と呼んでいます。
雪虫の種類としては、トドノネオオワタムシ、リンゴワタムシ、ケヤキフシアブラムシなどがおります。
2019年の10月~11月に北海道で大量発生したのが「ケヤキフシアブラムシ」です。
2023年に大量発生したのも「ケヤキフシアブラムシ」になります。
雪虫が大量発生した北海道神宮の様子

私が住む麻生駅周辺は比較的雪虫の大量発生の影響は受けておりませんでした。
そのため、市内で雪虫が大量発生していることをあまり知らずに、北海道神宮を訪れてしまいました。
北海道神宮に着いた際、参拝客の多くが傘を差してるので不思議に感じたのですが、その理由はすぐに分かることになります。
北海道神宮に着いたすぐは虫が多いなという感じでしたが、本堂の方まで進んでいくと目に入るくらい大量の雪虫が飛び回っており、手を顔の前で振ると、大量の雪虫が手に当たるほど、雪虫の密度は高いものでした。
神宮茶屋も雪虫だらけ

上着にたくさんの雪虫がついてしまいます。
体全身がこんな感じでして、お店に入る前にほろってもほろっても取り切れないほど髪の毛などについてしまっていました。

神宮茶屋の店先にある判官さまの旗にも大量に付いていました。
雪虫の大量発生と不快な匂いの原因について
雪虫の大量発生
2023年の北海道は44日連続で真夏日が続く記録的な暑さとなりました。
雪虫のようなアブラムシは夏の間、単為生殖によって数を増やします。
夏の気温が高いと繁殖回数が多くなり、大量発生に至りました。
2023年は例年飛んでいる白い雪虫「トドノネオオワタムシ」に加えて、黒い雪虫「ケヤキフシアブラムシ」も猛暑の影響で増え、去年の10倍以上の雪虫が飛んだ結果となったようです。
また北海道大学の秋元名誉教授は、「ことしは猛暑により虫が子から親になる期間が短くなり、ねずみ算式に数が増えた。これほどの規模で大量発生するのはめずらしく、山あいだけでなくケヤキの木が多いまちの中心部でも発生しているのが特徴だ」と指摘しており、「ケヤキは明治以降に道内に持ち込まれた木で、ケヤキフシアブラムシの天敵がいない道内で温暖化が進むと、来年、再来年とさらに増殖するおそれがある」と警笛を鳴らしておりました。
2024年は比較的夏が涼しかったため、大量発生には至りませんでしたが、これからは覚悟しておいたほうが良いかもしれませんね。
雑巾のような匂いの原因
北海道神宮内は、雪虫が大量に発生しているだけでなく、雑巾のような匂いが神宮内に蔓延されており、かなり深いでした。
この要因として、例年飛んでいる白い雪虫「トドノネオオワタムシ」に加えて、白い綿のない黒い雪虫「ケヤキフシアブラムシ」が大量発生したことが大きいようです。
このケヤキフシアブラムシは、少数であればそんなに気にならない臭いですが、広域ではカメムシの仲間に分類されるアブラムシが大量発生することで、嫌な臭いの原因になっています。
ケヤキフシアブラムシは名前のとおりケヤキの木に卵を産むため、公園などケヤキがある場所周辺で特にこの臭いを感じることが多くなるようです。

